連載「病と生きる」 ほんとうの悲しみ2015.10.01私のいる受念寺《じゅねんじ》は、軽費老人ホーム「受念館《じゅねんかん》」と一体となった形をとっている。先代の住職が五十年程前に開設した。子供の頃から部屋を出るとすぐそこに入居者の方々がおられ、よく遊んでもらった。 時には...