存在への感動
[この記事は『崇信』二〇二四年二月号(第六三八号)巻頭言に掲載されたものです] 最近、病院勤務のない日に月忌参りや年忌法要を勤めることが増えてきたが、お勤めのあと故人との思い出話をお聞きしていると、すぐに目頭が熱くなるよ...
[この記事は『崇信』二〇二四年二月号(第六三八号)巻頭言に掲載されたものです] 最近、病院勤務のない日に月忌参りや年忌法要を勤めることが増えてきたが、お勤めのあと故人との思い出話をお聞きしていると、すぐに目頭が熱くなるよ...
[この記事は『崇信』二〇二四年四月号(第六四〇号)「病と生きる(100)」に掲載されたものです] 「計画通りに一日がすすまない」それが主訴であった。計画を立てるが、その通りにいかなくてストレスを感じていると。認知症ではな...
[この記事は『崇信』二〇二四年三月号(第六三九号)「病と生きる(99)」に掲載されたものです] 入院したときから寝たきりの患者さんがおられる。確定診断はついていないが、おそらくパーキンソン病の進行期である。呼びかけてもほ...
[この記事は『崇信』二〇二四年二月号(第六三八号)「病と生きる(98)」に掲載されたものです] 脳卒中の後遺症で長らく外来に通院されているかたがおられる。右上下肢に麻痺がある。以前、片手ではマスクをつけにくいという当たり...
[この記事は『崇信』二〇二四年一月号(第六三七号)「病と生きる(97)」に掲載されたものです] 前々回から、「立ち直りの物語」を批判する頭木弘樹氏の言説を確かめている。「「病気のおかげで」は本当?「立ち直りの物語」を求め...
人生を全うしたのかどうか N:「人生全体を全うする」という言葉があったと思うのですが、ALSの人が「人工呼吸器をつけますか」という場面になった時に、「つけません」という選択をされる方もあると聞いているのですが、私自身は、...
[この記事は『崇信』二〇二三年十二月号(第六三六号)「病と生きる(96)」に掲載されたものです] 前回から、「立ち直りの物語」を批判する頭木弘樹氏の言説を確かめている。「「病気のおかげで」は本当?「立ち直りの物語」を求め...
[この記事は『崇信』二〇二三年十一月号(第六三五号)「病と生きる(95)」に掲載されたものです] 「病と生きる」と題して二〇一五年九月から書かせていただいている。医師として病の傍らにいるようで、遠いところに立っているので...
[この記事は『崇信』二〇二三年十月号(第六三四号)「病と生きる(94)」に掲載されたものです] 例えば認知症と診断されている人が、「夜中に何度も電話をかけてくる」という出来事があったとする。実際ご家族からしばしば相談され...
[この記事は『崇信』二〇二三年九月号(第六三三号)「病と生きる(93)」に掲載されたものです] 最近、自坊に併設する軽費老人ホーム「受念館」では、職員向けに介護研修を行っている。先月の介護研修が終わった後のことである。以...