第15回 ほんとうの希望とは何か(3) —いのちの根源的連帯を求めて(終)
苦悩を知らずに この講義では、実際に医療現場で投げかけられた苦悩の言葉と、それを私自身がどう受け止めようとしたかというところから始めた。苦悩に対する私の態度は、当たり前のようにして、苦悩があるのはマイナスで...
苦悩を知らずに この講義では、実際に医療現場で投げかけられた苦悩の言葉と、それを私自身がどう受け止めようとしたかというところから始めた。苦悩に対する私の態度は、当たり前のようにして、苦悩があるのはマイナスで...
渇愛と清浄意欲 前回は、生きる意欲ということについて学んだ。我われには「私が私でありたい」「私としていのちを全うしていきたい」という願いがある。その願いは人間の根本であるともいえるが、我われはほんとうに欲し...
(第12回はディスカッション形式の授業だったため、まとめはありません。) 第8回〜第11回のまとめ これまでの第8回〜第11回では、「人間であるが故の苦悩」というテーマで、苦悩の中にはいかなる人間の姿が現れているのかとい...
大脳皮質基底核症候群という神経難病の方が入院された。病状は進行しており、寝たきりである。そんな重度の障害がある場合、いつ急変するかわからないことから、急変時に延命治療をするかどうか、あらかじめ意思を確かめることが多い。そ...