思いもよらない理由
[この記事は『崇信』二〇二四年七月号(第六四三号)「病と生きる(103)」に掲載されたものです] 前回ご紹介した方の、その後のことである。そのご家族は、母が夜間に起きて外に出て行こうとするので目が離せないが、薬を使うのも...
[この記事は『崇信』二〇二四年七月号(第六四三号)「病と生きる(103)」に掲載されたものです] 前回ご紹介した方の、その後のことである。そのご家族は、母が夜間に起きて外に出て行こうとするので目が離せないが、薬を使うのも...
[この記事は『崇信』二〇二四年六月号(第六四二号)「病と生きる(102)」に掲載されたものです] 認知症外来に来られている方のことである。あるとき、ご家族が言いにくそうにお母さまのことを話された。夜間に起きて、家の中をう...
[この記事は『崇信』二〇二四年五月号(第六四一号)「病と生きる(101)」に掲載されたものです] 私自身のことだが、先日(2024年3月下旬)転倒し顔面を打撲した。前日から京都の相応学舎で宿直をして、朝からいろいろと用事...
[この記事は『崇信』二〇二四年四月号(第六四〇号)「病と生きる(100)」に掲載されたものです] 「計画通りに一日がすすまない」それが主訴であった。計画を立てるが、その通りにいかなくてストレスを感じていると。認知症ではな...
[この記事は『崇信』二〇二四年三月号(第六三九号)「病と生きる(99)」に掲載されたものです] 入院したときから寝たきりの患者さんがおられる。確定診断はついていないが、おそらくパーキンソン病の進行期である。呼びかけてもほ...
[この記事は『崇信』二〇二四年二月号(第六三八号)「病と生きる(98)」に掲載されたものです] 脳卒中の後遺症で長らく外来に通院されているかたがおられる。右上下肢に麻痺がある。以前、片手ではマスクをつけにくいという当たり...
[この記事は『崇信』二〇二四年一月号(第六三七号)「病と生きる(97)」に掲載されたものです] 前々回から、「立ち直りの物語」を批判する頭木弘樹氏の言説を確かめている。「「病気のおかげで」は本当?「立ち直りの物語」を求め...
[この記事は『崇信』二〇二三年十二月号(第六三六号)「病と生きる(96)」に掲載されたものです] 前回から、「立ち直りの物語」を批判する頭木弘樹氏の言説を確かめている。「「病気のおかげで」は本当?「立ち直りの物語」を求め...
[この記事は『崇信』二〇二三年十一月号(第六三五号)「病と生きる(95)」に掲載されたものです] 「病と生きる」と題して二〇一五年九月から書かせていただいている。医師として病の傍らにいるようで、遠いところに立っているので...
[この記事は『崇信』二〇二三年十月号(第六三四号)「病と生きる(94)」に掲載されたものです] 例えば認知症と診断されている人が、「夜中に何度も電話をかけてくる」という出来事があったとする。実際ご家族からしばしば相談され...