第2回 仏説無量寿経(1)

(開催日)2023年3月1日(水)20時〜21時30分

(場所)ZOOM

(参加者)岩坂、岸上、佐伯、西井、平野、平原、細川、三浦(五十音順、敬称略)

(拝読箇所)仏説無量寿経 序分(証信序) p.1-6(輪読はp.4ー10行目まで)

(学習会のメモ)

0.1無量寿経の構成
序分
└証信序←今日読むところ
└発起序
正宗分
流通分

上巻
└序分
└正宗分(前半) 如来浄土因果
下巻
└正宗分(後半) 衆生往生因果
流通分

0.2「仏説無量寿経」という経名について
「仏説」とつくことの意味

0.3礼拝
サンスクリット文には本文の前にoṃ namoで始まる礼拝の部分がある。

1.証信序

1.1 聞成就、信成就、時成就、主成就、処成就

1.2 衆成就

聴衆 阿難がいることの意味
└大阿弥陀経、平等覚経には阿難がいない
└落ちこぼれが仏に出会う。

大乗の菩薩

普賢菩薩    <慈悲>  ・・・第22願 普賢菩薩
妙徳菩薩 文殊 <智慧>

釈迦三尊像
└文殊 釈尊 普賢

慈氏菩薩 弥勒 <慈悲>

賢劫 現在の世、釈尊の生きた時代
正士 在家の菩薩

○「普賢菩薩の徳にしたがっている」ということが重要

1.3 八相成道
1)降兜率(ごうとそつ)(釈尊が兜率天からこの世に降りてくる),
2)出胎(しゅったい)(誕生する),
3)処宮(しょぐ)
4)出家(しゅっけ)(修行のため王宮から脱出する),
5)降魔(ごうま)(菩提樹下で修行を妨げる悪魔を打破する),
6)成道(じょうどう)(悟りを開き,仏陀になる),
7)転法輪(てんぼうりん)(弟子達に説法する),
8)入滅(にゅうめつ)(娑羅双樹の下で涅槃に入る)

○菩薩達はみなこの八相を現じている。
○成道よりも転法輪が長い 菩薩の利他行を表す
○八相成道はサンクリットにない、漢訳にも無いものがある。

1.4普賢菩薩の徳 第22願に見られる
遊諸仏国
供養諸仏
開化衆生
○供養諸仏=開化衆生
└供養することできたということは同時に衆生を開化することでもある。
○普賢菩薩の利他行を成就したのが釈迦仏
○普賢菩薩の徳をもつ菩薩達が釈尊の周りに溢れている
└我々凡夫ももっている菩提心(道を求める姿)が表現されている(荘厳されている)と読めないか。
└場(僧伽)があるから出会うことができるという、僧伽のはたらき