連載「病と生きる」 帰るべきところ2026.03.31[この記事は『崇信』二〇二五年九月号(第六五七号)「病と生きる(115)」に掲載されたものです] さみしそうに外を眺めている。部屋をたずねるといつも窓際に座り、塗り終わったぬり絵が無造作に机に残されている。声をかけると、...
連載「病と生きる」 身命をかえりみず2021.12.01循環器内科を研修中に心筋梗塞の患者さんを担当したときのことである。発症して二日目の非常に危険な時期に、突然患者さんが家に帰ると言いだした。今治療をやめて動くのは大変危険であるということを説明しても、聞き入れられない。理由...