連載「病と生きる」 時と場を失う2024.12.07[この記事は『崇信』二〇二四年八月号(第六四四号)「病と生きる(104)」に掲載されたものです] 認知症外来に長らく通院されている方のことである。徐々に時間と場所がわからなくなる「見当識障害」が進行している。また最近会話...
連載「病と生きる」 一度きりの出来事2024.01.28[この記事は『崇信』二〇二三年十月号(第六三四号)「病と生きる(94)」に掲載されたものです] 例えば認知症と診断されている人が、「夜中に何度も電話をかけてくる」という出来事があったとする。実際ご家族からしばしば相談され...