第13回 ほんとうの希望とは何か(1) —生きる意欲とは何か
(第12回はディスカッション形式の授業だったため、まとめはありません。) 第8回〜第11回のまとめ これまでの第8回〜第11回では、「人間であるが故の苦悩」というテーマで、苦悩の中にはいかなる人間の姿が現れているのかとい...
(第12回はディスカッション形式の授業だったため、まとめはありません。) 第8回〜第11回のまとめ これまでの第8回〜第11回では、「人間であるが故の苦悩」というテーマで、苦悩の中にはいかなる人間の姿が現れているのかとい...
みなさんは藤川幸之助さんという詩人をご存じでしょうか。お母さまがアルツハイマー型認知症の診断をうけて24年間介護されました。2013年に出版された詩集『徘徊と笑うことなかれ』のあとがきには、お母さまにとっては人生の三分の...
手首から先が無くなった寝たきりの方のことをお伝えしたのを覚えておられるだろうか(病と生きる(35)「尊厳が損なわれるとき」)。先日息を引き取られた。外来にご自分で歩いて通っておられたときから、もう十年以上関わらせていた...
これまで「病と生きる」というテーマで書き続けている。この「病と生きる」の主体はまず患者として出会った一人一人である。その方々が病を抱えて生きる姿を、仏教を通して私がどのように受け止めるかということがまず一つの課題である...
このところ続けて臨終に立ち会った。先日も当直室に待機していると看護師から連絡が入った。聴診器とペンライトを持って病室に向かう。心停止、呼吸停止、瞳孔散大(対光反射消失)の三徴候を確認し、死亡時刻を告げる。最後に手を合わ...
旅の後半は、村にホームステイをしながら皆さんの生活に触れる。ライトハウスを後にした我われ一行は、さらに北に位置するクンダーン村へと向かった。 村の寺に到着したのは、日も傾きかけたころであった。そこで我われを待っていた...