第1回 なぜ仏教を学ぶのか−医学の学びと仏教の学びの違い
なぜ仏教を学ぶのか 現代医療の問題を考えるときに、なぜ仏教を学ぶのか。社会の問題であれば社会学を学び、経済の問題であれば経済学を学ぶように、現代医療の問題を考えるのであれば医学を学べばよいはずである。それにもかかわらずな...
なぜ仏教を学ぶのか 現代医療の問題を考えるときに、なぜ仏教を学ぶのか。社会の問題であれば社会学を学び、経済の問題であれば経済学を学ぶように、現代医療の問題を考えるのであれば医学を学べばよいはずである。それにもかかわらずな...
4月から、「医療×仏教」の連載を開始します。大谷大学で受け持っている授業「現代仏教演習」をもとに毎週金曜日ごろに投稿します。 「現代仏教演習」の授業テーマと授業概要は以下の通りです。 ■授業テーマ 医療現場の苦悩の中から...
多発性硬化症《たはつせいこうかしょう》(MS)という神経疾患がある。神経細胞を覆っている髄鞘《ずいしょう》という部位に対して自己の免疫が誤ってはたらき、神経障害が多発する。投薬によって症状は一旦改善するが、繰り返し再発す...
認知症外来で実施される検査に「長谷川式簡易知能評価スケール」と呼ばれるものがある。医療に携わる人なら誰もが知る有名な検査で、認知症の診断に欠かせないものとなっている。この検査を開発した長谷川和夫先生は認知症医療の第一人者...
いまやマスクをして出歩くのは当たり前の光景となった。仕事で一日中マスクをしてきた私としては特に違和感がないが、慣れない方は大変かもしれない。医療従事者が常にマスクをしているのは、感染抑制に一定の効果があるからであり当然の...
顔(1) 「生きた一人の人間が理解を絶して無限に複雑であるならば、それを歴史の影響、社会の影響、等々に分解して何かわかったような気持ちになったとしても、何になろう。大切なことは、眼前の一人の人間が理解を絶して生きているそ...