思いと存在と智慧(1)
[この記事は『崇信』二〇二三年十一月号(第六三五号)「病と生きる(95)」に掲載されたものです] 「病と生きる」と題して二〇一五年九月から書かせていただいている。医師として病の傍らにいるようで、遠いところに立っているので...
[この記事は『崇信』二〇二三年十一月号(第六三五号)「病と生きる(95)」に掲載されたものです] 「病と生きる」と題して二〇一五年九月から書かせていただいている。医師として病の傍らにいるようで、遠いところに立っているので...
[この記事は『崇信』二〇二三年十月号(第六三四号)「病と生きる(94)」に掲載されたものです] 例えば認知症と診断されている人が、「夜中に何度も電話をかけてくる」という出来事があったとする。実際ご家族からしばしば相談され...
[この記事は『崇信』二〇二三年九月号(第六三三号)「病と生きる(93)」に掲載されたものです] 最近、自坊に併設する軽費老人ホーム「受念館」では、職員向けに介護研修を行っている。先月の介護研修が終わった後のことである。以...
2024年4月、私設図書館「念々堂」(ねんねんどう)を開設します。 仮のホームページを作成しました。オープンしたら是非一度お越しください。 運営を手伝ってくださる方がありましたら、ぜひご一緒に。 ▼暮らしとともにある図書...
[この記事は『崇信』二〇二三年八月号(第六三二号)「病と生きる(92)」に掲載されたものです] 先日、最近認知症外来に通い始めたあるかたが、話し始めるなりこうおっしゃった。「何もする気が起こらない。早く死んでしまいたい」...
私のおあずかりしております受念寺には、軽費老人ホーム受念館が併設していますが、受念館では職員向けに毎月介護研修を行っています。そして12月は、石川県の真宗大谷派・浄専寺の住職、平野喜之さんをお迎えし、公開講演会という形で...
[この記事は『崇信』二〇二三年七月号(第六三一号)「病と生きる(91)」に掲載されたものです] 先日、しばらく入院されていたパーキンソン病のかたが退院された。何度か入院しており、今回は前よりも身体の動きが悪くなってきてい...
[この記事は『崇信』二〇二三年五月号(第六二九号)「病と生きる(90)」に掲載されたものです] 先月ご紹介したジャズの歌手の患者さんのことである。その後のことはあえて記さなかった。実はその後、家に帰りたいと言うことはほと...
目次質疑応答(つづき)人間としての学びをしたい自覚はどこで成り立つのか仏弟子として生きるその人とどう出会っていくのか 質疑応答(つづき) 人間としての学びをしたい H:岸上さんは僕の実家の認知症の母の主治医でもあって、相...
[この記事は『崇信』二〇二三年四月号(第六二八号)「病と生きる(89)」に掲載されたものです] 病院に併設する介護施設から相談があった。“不穏”で困っているという。看護記録を見ると、「昼食後『誰が送ってくれるの!?』『私...