晴れやかな顔
[この記事は『崇信』二〇二三年七月号(第六三一号)「病と生きる(91)」に掲載されたものです] 先日、しばらく入院されていたパーキンソン病のかたが退院された。何度か入院しており、今回は前よりも身体の動きが悪くなってきてい...
[この記事は『崇信』二〇二三年七月号(第六三一号)「病と生きる(91)」に掲載されたものです] 先日、しばらく入院されていたパーキンソン病のかたが退院された。何度か入院しており、今回は前よりも身体の動きが悪くなってきてい...
[この記事は『崇信』二〇二三年五月号(第六二九号)「病と生きる(90)」に掲載されたものです] 先月ご紹介したジャズの歌手の患者さんのことである。その後のことはあえて記さなかった。実はその後、家に帰りたいと言うことはほと...
目次質疑応答(つづき)人間としての学びをしたい自覚はどこで成り立つのか仏弟子として生きるその人とどう出会っていくのか 質疑応答(つづき) 人間としての学びをしたい H:岸上さんは僕の実家の認知症の母の主治医でもあって、相...
[この記事は『崇信』二〇二三年四月号(第六二八号)「病と生きる(89)」に掲載されたものです] 病院に併設する介護施設から相談があった。“不穏”で困っているという。看護記録を見ると、「昼食後『誰が送ってくれるの!?』『私...
[この記事は『崇信』二〇二三年三月号(第六二七号)巻頭言に掲載されたものです] 最近、音楽を聴く機会がめっきり減った。新型コロナでコンサートに行くこともなくなった。聞法会で恩徳讃を歌う(*1)機会も減っているかもしれない...
[2023年8月10日受念寺盂蘭盆会の講話をまとめたものです] 昨年のお盆では、「供養」ということをお話しさせていただきました。供養という原語から確かめましたね。尊敬する、敬うという意味だというところから始めました。それ...
目次まとめ一緒に問いたずねていく質疑応答ALSの方との出会い人間としての学びをしたい まとめ 一緒に問いたずねていく 長らく確かめさせていただきましたが、いま改めて問題にもどりますと、問題は、「人生に喜びはあるのか」「絶...
[この記事は『崇信』二〇二三年三月号(第六二七号)「病と生きる(88)」に掲載されたものです] 昨年十二月、「本人の意向を尊重した意思決定のための相談員研修会」というものに参加した。意思決定を支援する相談員の育成と、AC...
[この記事は『崇信』二〇二三年二月号(第六二六号)「病と生きる(87)」に掲載されたものです] 昨年(2022年)の年末、とうとう新型コロナウイルスに感染した。たいへん苦しい経験であった。執筆している現在も倦怠感が残る。...
目次出会いの根拠苦しみにとどまれないなぜ苦しむのか真実を求める心(菩提心)満足に生きた人との出会い自分自身を生き抜く 出会いの根拠 苦しみにとどまれない もうすこし、先ほどの安楽死を選んだ女性の言葉に戻って確かめておきた...